77メンバートーク田中優未

インドネシアと私

インドネシア。世界第４位の人口を擁するパワーみなぎる労働力。政府ですら幾つあるのか確認できていない多くの島々に囲まれた豊富な天然資源。経済の発展と共に、個人の消費が拡大、将来への期待と共にビジネスチャンスも拡大の一途。また、過去の歴史により、親日家が多い為、日本人にとっては比較的入り易い国だと言えるでしょう。

そんなインドネシアに私が何故渡ったのか。ぶっちゃけどこでも良かったんですよね。シンガポール、ベトナム、または欧州etc。ただ、日本がつまらない。とは感じていました。震災後の嘘くさい報道もあきれたものですが、わたくしは女性なので、作り上げられたような婚活ブームには特に嫌気がさしていました。婚活を否定するつもりはありませんよ。いいことだと思います。ただ、そのブームに踊らされ、焦って結婚して後で後悔するなんてとんでもない。と個人的に思っただけ。それに、日本女性が活躍する場が必ずしも日本でなくてもいいじゃない？

ではなぜインドネシアだったのか。これは本当に不思議な物で、ご縁としか言いようがありません。出会いがあり、仕事があり、全ては一瞬のうちに決まっていました。だから説明の仕様がありません。ですが行動をおこし、最終決断したのは私です。そんなもんだと思います。やりたいと思ったら、動く。そして決める。それだけです。

同士、妹達へ… 「世界で一番人気のメイド・イン・ジャパン」

世界で最も人気のあるメイド・イン・ジャパンは日本女性。私が出会った、ある世界的に活躍するエグゼクティブのお言葉です。本当にそう思います。日本女性はどこへ行っても愛される存在だと私は日々誇りに思います。おもてなしの精神でいつも笑顔、チャーミング。会話能力も優れているから、外交手腕も抜群です。仕事と家事の両立、日本では普通ですけど、すべてメイドさんが助けてくれる文化からしたらすごいことですよ。そんながんばり屋さんの日本女性、海外にでたら、もっともっと、チャンスに溢れています。

ただ、残念なのは、自分に自信がないこと。戦後の古い常識の名残でしょうか。謙遜、謙譲は日本の美徳ではありますが、自分が特別だと気付いている女性がとても少ないのは本当にもったいないこと。お味噌汁、作れますか？はい、それだけでもう特別。和食ブームの海外ではそれだけですごいことです。ね。私たちは自分にもっと自信を持っていいんですよ。

でもお味噌汁を作るのは簡単ですけど、味噌は長い年月をかけて麹から作られた日本の食文化の精髄です。つまり私たちは普通にしていても、日本のいいところを自然に身につけているんです。でも日本にいるとなかなかそこに気づかない。そこからもっと視野を広げて、日本の良さを外に広めつつ、国内にフィードバックしていける、そういう方こそ今後もっと必要とされてくるのではないでしょうか。これは女性に限らず、日本男性にも言えること。自信を持って行きましょうよ。だって、あなたは特別なんですから。

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